大凡25年にわたり手伝ってくれましたO君が卒業することになりました。

大凡25年前高校受験に合格した頃からのお付き合いです。始まりは同級生が三人代わる代わるバイトで入ってくれました。 2年前私が入院して店の維持が困難になった時も彼の従姉妹や皆で店を盛りたててくれました。 この機械は沢山のローラーが薬品に浸かった状…

銀塩写真は、フィルムに光を当てて印画紙に焼くのでアナログプリントとも言われています。

日本人は会話の中で空気を読むと言うか、協調性を大事にすると言われていますが、例えば、会話の中でフィルムからのプリントを銀塩写真のプロセスの場合にも、銀塩プリントという言い方をします。レーザー露光のデジタルプリントも露光後の薬液に入った時か…

QSS23型 銀塩写真専門店一時お休みのお知らせ

90年に撮影専門の写真事務所から、当地に移転しアクティブスタジオとして営業してきました。東日本大震災の2011年の輪番停電で一時的に機械を止めましたが、それでも写真プリンターのゴムローラーの回転する構造の機械は、休まず回転してやるのが機械の為と…

フィルムからの銀塩写真とフィルムをデータ化してプリントするデジタルプリントとの比較

はじめに、私はフィルムをデジタル変換したプリントは、デジタルプリント(デジ焼き)とし、レンズなどで印画紙に直接露光してアナログでケミカル処理をするものを2000年以前まで写真店で行われていた伝統的なプリントを銀塩写真という言い方をしています。…

フィルムで撮影してプリントする時アナログとデジ焼きでどの様な違いがあるのかの解説で説明してもらいたい事

カラーの銀塩写真を語るとき 忘れてはならないデジ焼きとの違いにつきまして様々な情報がWeb上に記載されておりますが、正しいこともそうではないこともあります。要点の中でもあまり触れられていない点を列挙いたします。 ○アナログプリントとフィルムから…

超保守と言われながらも、守るのではなく?だけど挑戦人でなければ魅力的ではないですね。

挑戦しなければ、失敗も成功もない。銀塩写真のQSS2301型は機械として20年目です。大事にここは守らなければいけませんが、その機能や使い方の新しさは、絶えず挑戦人でなければ魅力はないと思っています。 豆カメラ・16mmフィルム・TX-1 ・パノラマ・AFアク…

今フィルムをを使うという事。、銀塩写真に残すという事とは、お客様に言われた事とは、

ライカで撮っても、デジ焼きじゃ本当のフィルムの良さは分からないと言われ、うちを探してきてくれたお客様。 デジタルカメラを購入して、こなくなるお客様結構いらっしゃいます。また銀塩写真をあと何年くらいやっていますか?と言う質問には閉口します。神…

フィルムを176年の伝統的方法で銀塩写真にするという事とは

フィルムをデジタルデータでプリントするデジ機とアナログの銀塩写真では、どこが違うでしょうか? ・今あるフィルムは昼光色であり、フィルムには色温度が5500ケルビンと決まっていて、タングステンタイプは3200ケルビンとなっています。 撮影条件の空気感…

QSS23型の機械維持の諸問題

古い機材を長く継続 維持して行く為に必要なことはその道に長けたスペシャリストの連携が必要です。電気関係・機械関係・出来ればソフトに長けた人も必要です。 トラブルがあった時に集中して対処しなければなりません。昨年末印画紙マスク・それらを動作す…

QSF V-30フィルム現像機の修理報告

朝フィルムを現像している時に異常を感じ現像を止めておりました。夜間サポートセンターと連絡している時に大きな音とともにバリバリギアが壊れる音がして、駆動Wギアと単ギアが壊れその在庫確認を依頼してメーカーからの翌日の回答を待ちました。 QSF V-30…

2Bが流せるフィルム現像機 QSFV-30 の事

QSF V30をいじっている動画がYou Tubeにありましたので張り付けます。 https://www.youtube.com/watch?v=YCi43syQENIフィルム現像機に興味がある方は、ご覧になって下さい。カメラが目紛しく動くので、視聴要注意! Asのフィルム現像機は後方に在る駆動モー…

16年振りに現在のフィルムからデジプリのファームの検証をしてみた

現在使っているQSS23型は製造が1997年製で銀塩写真の実働機として一台だけと言われていて、動いていない機械は、N&Fのサポートセンターに一台と旭川からお店に部品取りとしてある3台のみなのかもしれない。もし未だ此処にあるよとご存知の方は、情報をよせ…

靴屋さんの最近のコマーシャシャルからみる本物のアナログ銀塩写真への考察 

最近のTVコマーシャルでクライアントがABCマートのCMですがアナログレコードだったり、真空管のアンプ、またフィルムカメラで今どきのデジタルカメラではなくフィルムを際立たせるというコマーシャルです。最後にカメラの中に入っていたのがポジフィルムだっ…

写ルンです30周年によせて(知って得する情報)

写ルンですはiso400とiso1600の2種類の感度が販売されています。当然アナログのフィルムです。アナログ銀塩写真にした方がネガフィルムのらラチュードの広さを堪能出来ます。アナログ銀塩写真が焼けるプリンターが存在しているうちにアナログ写真を経験して…

デジタルかそれとも銀塩写真か決断

2016年のミニラボ銀塩写真の状況をお話する前に20世紀と21世紀の分岐点が重要で業界団体がアナログ銀塩写真プリンターの製造中止を決定しました。混乱と不安の中、今後はデジタルカメラに移行しデジタルプリンターを選ぶか?業界から退場するか?マーケ…

6年前に銀塩写真プリンターをQSS19型からQSS23型に変えた時の事ほか ミニラボ銀塩写真の現状

2011年の3.11の東日本大震災から早いもので5年を迎えようとしております。銀塩写真プリンターに絞って言いますと震災後に関東では、輪番停電が何度かやってきました。今その電力が足りていたにも拘らず行われていたという事実を知ると東電の悪質さに腹立たし…

ー富士フィルムCA 印画紙とデジタル印画紙の違いにつきましてー

突然の電話で様々な方々から、富士フィルムはアナログ印画紙を販売していないとか、何処の誰かを名乗らず、もしもフジ純正にこだわっているのであれば、ウィキペディアの純正をご一読下さい。そしてフジ系のミニラボマシンで現在銀塩写真をプリントしている…

銀塩写真と銀塩という表現の違いにお答えします。

銀塩写真の正しい意味とは 銀塩写真という言い方は、写真の歴史の中でデジタルプリントと確固たる違いがあります.それはB&W写真のようにネガフィルムに光を当てて印画紙にプリントするのが、銀塩写真です。時代が変わっても例えばカラーネガに光を当てて印…

臼井悦規君のフィリピン・インドネシアの写真報告 追加の銀塩写真

海外でフィルムで撮るという事。臼井君に聞くと海外ではフィルムカメラを中々見かけないようです。 そんな中、今月国産のフィルムメーカーから重大な発表がありました。デジタルとフィルムの銀塩写真が何処が違うといことが、15年前位に盛んに言われてきた時…

インドネシアは夕陽が綺麗です。

7/10にFUJIFILMはブローニーの220タイプを製造中止するという発表をしました。220フィルムで撮影する楽しさと先人達の英知が詰まったシステムだと思っています。またNS160は昔からスタジオ・写真館が多く使っているフィルムです。非常に使いやすいフィルムで…

専属カメラマン臼井君のインドネシアからの報告つづき

カメラとフィルムはFUJIFILMのブローニーのカルディアと揶揄されているセットです。フィルムはActive Filmをインドネシアに行く前に自身で用意して手荷物としてもってゆきます。以前こちらのBLOGにフィルムを貨物としていれた所、X線を当てられ遮光紙がフィ…

臼井君のインドネシアからの報告

7/10にFUJIFILMからフィルムの大幅な値上げとポジフィルムの一部・ブローニー220が製造中止になると言う発表です。銀塩大好きとしては、いつかこういう日がくるんだろうという事があるんだろうという事が、こんなに早くX ーDAYがやってくるとは思っておりま…

業界団体が銀塩写真プリンターの製造を止めて15年が経ち思う事

2000年でアナログの銀塩写真プリンターを製造しないと決めて15年が経ちました。フィルムの製造は続いていますが、デジ焼きのお店では、毎日のフィルム定量が維持出来ない、薬液の管理が維持出来ず、基幹ラボに依頼するためデジ焼きの仕上りが遅くなると言う…

現在残っている遮光紙とスプールを利用するフィルムを戦後70年という節目で撮ってみました。

中判フィルムを大きいとすると、真中が127サイズ一番小さいのがミジェットフィルムです。今回撮影しているのは、70年前のカメラなので、手元にあるカメラは、おせいじにもいいカメラと言えるものではありません。 レンズは開放で露出計を持ってシーンに合…

加藤康成さんの写真展が始まりましたよ

2014年のアサヒカメラの8月号グラビア頁でも紹介されましたカメラマンの写真展です。20年程前当スタジオでアルバイトスタッフとして、働いて頂いていました.当時はSEを辞めて武蔵美の学生をやりながら、仕事が終わると自身のContaxで撮ってきた写真を暗室で…

アナログだから出来るブローニーフィルムの特殊加工プリントとは

その昔、大判カメラ用の海外製の広角レンズは周辺部の光量が落ちるという欠点がありました。それを補う為の特殊なフィルターがありました。現在もYさん他で売られています。海外製のフィルター一枚がこんなに高いの?という驚くような値段です。ところが、日…

銀塩写真の濃度のオプションとは、

銀塩写真のネガカラーのプリントの濃度(濃さ)についてご説明します。仮想データではなく本物の銀塩写真のプリントが出来るラボが絶滅危惧種の状態です。 当店(アクティブスタジオ)でプリントをご依頼されるお客様のなかで、Web注文で「濃く焼いてほしい…

これは、こじつけであり、プリント自体がネガの複製物でありますが、アナログプリントとデジタルのプリントの違いを『オーラ』という言葉に置き換えてみた。

自身では、写真は芸術かと聞かれると、ノーと答えている。これから言う展開は、ヴェルター・ベンヤミンのいう『アウラ』という考え方を銀塩写真とネガフィルムからの仮想データのデジタルプリントの違いを『アウラ』があるかないかと言う論理に置き換えて考…

一夜かぎりのSambaじゃねーの(♬1月のサンバより♬)

七夕も過ぎ街も落ち着き出しましたが、そんな時に総括的スナップ。 恒例かは定かではありませんが、Active Filmで撮影することの意義を感じシャッターを切っています。 中判フィルムのカメラが、パーフォレーションまで写し込む銀塩写真になる。 撮影には、M…

元気に写真撮影生活をしているようです。

何年振りかで、彼はフラッとお店に顔を見せてくれた。彼とは今月号のアサヒカメラ8月号のグラビアページに取り上げられている加藤康成さん。以前BLOGで秋と冬しか撮影しないカメラマンとして紹介させてもらいました。その時は銀座で個展を開催していました。…