超保守と言われながらも、守るのではなく?だけど挑戦人でなければ魅力的ではないですね。

挑戦しなければ、失敗も成功もない。銀塩写真のQSS2301型は機械として20年目です。大事にここは守らなければいけませんが、その機能や使い方の新しさは、絶えず挑戦人でなければ魅力はないと思っています。
豆カメラ・16mmフィルム・TX-1 ・パノラマ・AFアクティブフィルム・etcのネガマスクは熱による変形とかがあり、合成ゴムで自作でやっております。
ルーチンワークとして、日頃焼いているブローニーフィルムのネガマスクは沢山ありますが、6×6サイズは今も持っていません。当時はマスクも高価で、6×7のネガマスクにテープを貼って6×6ネガをプリントしていて、ほとんどのミニラボ店では持ってなかった様です。都内練馬区銀塩写真をギリギリやられていたQSS26型のお店の方から、2Bのネガマスクを譲り受けましたが、そちらのお店も6×6ネガマスクは持っていませんでした。


少し話を戻して、ズームレンズの特性を生かしますと、パノラマをトリミングして2L位に拡大して焼くこともできます。また、89mm×254mmの通常パノラマに対してPA-Bと言って127mm×365mmの滅多に見かけないプリントもQSS23型はプリントができるんです。大きいというのは魅力的です。真四角写真もフィルムのお家芸ですし、ルーツはフィルムにあります。


印画紙のマスクで様々な加工をしているこのプリンターですが、またゴム引きの破れが拡大してしまっていました。修理すべくゴムメーカーからの情報を得たりまた質問したりしましたが、その様な薄いゴムはないと断られて来ました。しかし灯台下暗しで生ゴム色の薄いものは液中ラックに使われている下部ターンベルトがあることに気づきました。貼った後でマジックインキで黒くしました。

メーカーに紹介されて一番薄いと言われて貼り付けたのが既に貼ってあるものです。5倍くらいの厚みがあります。失敗したな?製造から20年位経過しているので弱くなっているのでしょう。次は失敗をしない様にします。下の方にあるゴム色のものが下部ターンベルトという部品です。
この黒いゴムのパーツの役割は頻繁に閉じたり開いたりした時に、印画紙マスク(布シャッター幕?)を保護するためのパーツと考えられます。

28年前から富士フィルムのアナログ印画紙を使っておりますが、2000年頃からデジタル印画紙が出だしました。デジタルの露光方式も紆余曲折があり今はレーザーに落ち着いていますが、露光の特性から(3色を8ビットで24ビットで露光)色が派手でコントラストも高くアナログ印画紙と比較しますと違いがありますので、特性を活かしたアナログ処理も可能です。これからもこんなことができないか?という問い合わせをお待ちしております。
ただ1番多いものは、ポジプリントも焼けるんでしょうというのが多いのですが、構造上無理です。その他であれば、どうぞお待ちいたしております。