フィルムを現像に出すタイミングは、、、
請負仕事で回ってくる保育園の使い捨てカメラのDPEが定期的にあります。年間を通じて半年で39EXが一杯になります。
几帳面な先生は、クラスのイベントを、カメラの裏側にビニールテープを貼り、時系列にメモ書きします。半年前の消防自動車と、園児の集合写真のアスファルトの色が緑色がかっています。
また、クリーム色の校舎の壁も同様です。
徐々に今年の夏の猛暑の中でのプール遊びぐらいから変色が落ち着きだします。
フィルムはKODAKのGT800-5です。私の印象では、フジの写ルンですネガの方が、経時変化による潜像のマゼンタのトラップに強いと思います。
その半年間の保存状態や、温度が乱高下しない場所での保存、防カビ材の影響下にあるところに保存しない。湿気っぽいところにおかない。etc条件が良いにこしたことはありません。
以前は、フジの写るんですで撮影していた時期がありましたが、最近は、KODAKの方が価格が安い為に使われているようです。フジフィルムは変化に強いと感じております。
ではどんな時でもかというとそうではありません。
撮影された方の印象色を、再現したいと思いプリントしておりますが、送られてくるフィルムの中には、何故出ないんだ!という物もたまにあります。
そのようなフィルムは、フィルム現像後もコントラストがなく、カブリのある色になって現像機から出てきます。
ある程度、マゼンタを調整てして焼きますが、バランスが崩れている時は、難しい面があります。
気がつかずに、上手くプリントができてると思われる場合もあるかもしれませんが、撮影後速やかに現像に出す。
これが基本です。
さて、19さんのプリントは同時プリントでは1本のフィルムの平均化したプリントデータで焼くのですが、手焼きのように1コマづつ焼く場合は更に青味が強く出る傾向があります。
また駒を6コマでカットしたあとの焼増し(REP)プリントも変化する傾向があります。
厳密な意味では、フィルムの長さにより、1/39、1/36、1/27、1/24、1/12、1/6、により分子分母が変化しますので
スキャナーを通過させたプリントは、致し方ありません。
これからの写真は冬の陽射しで波長が1日の中で早く長くなりますから、黄色っぽい傾向がより目立ちます。
大気と太陽光線の関係です。自然の光線を熟知している人と、知らない人の差は大きいです。
この時期ですと七五三のお宮お参りでの写真には光をどのように捉えるかで、上手下手が決まります。
写ルンですで撮る時も要領は一緒です。被写体の距離にもよりますが、日陰は強制発行で日中シンクロがお勧めです。