CHPってネガサイズは一緒なの?

防災の日で思い出されるのは、新潟地震があった時の話しを記憶しております。メーカーの営業マンはコンタミ対策で大忙しだったそうです。コンタミとはコンタミネーションといって現像液が隣の液と混じり合ってはいけない液が地震の揺れで流入して薬液が駄目になる事を言います。

現像工程で印画紙・フィルムの進行には微量の流れも想定しておりますが、地震の揺れや作業上の誤操作は想定外です。現像の升の清掃やら、フィルター交換、ラックの清掃etcまた痛いのは毋液交換が必要で費用が高い物に付きます。
時間で作業してますから、コンタミの作業時間は現像処理が止まりますので、泣きっ面に蜂状態です。写真屋にとっても地震は大敵です。

APSフィルムのお客様に驚かれた事があります。今までC,H,P,の秘密を知らなかったそうです。ネガに外見上の変化が無いのにパノラマであったり,CH,Pの違いがネガ上の違いではないと知り最後にパノラマは特に画角がワイドではないという事も知り愕然とされました。

APSフィルムはプラスチックのマガジンに入ってますので、インデックスでしか中身がどうなっているかは分らず、ネガの規格は同一で、C,H,P,の磁気の記録で作業を決めていたと告げられ、印画紙の送りの長さのサイズでC,H,P,のサイズも決まっていることで、8.9cmの幅の印画紙がメインに規格されている事も理解してもらいました。

ついでに、35mmのフィルムでパノラマのマスクでパノラマプリントがパノラマプリントAもパノラマプリントBも焼ける事を確認してもらいました。