30年静電気を研究して来た人が考え出した静電気除去器とは

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
TVの二次情報で申し訳ありませんが、30年もの永きにわたり、静電気の研究をされている方が、究極の方法として番組で紹介していました。その方法とは一般的に料理に使うアルミホイルを適宜、細長い棒状のモノに数回転巻いて、片方の手でアルミホイルと接触し静電気の帯びた処に接触して通電させ、人の足から地面に電流を流すというものです。


家庭にあるもので簡単に作り出すことができる装置です。

この時期関東は空気が乾燥していて、静電気のいたずらで、銀塩写真には大敵のゴミ焼きが問題になります。

デジタルの場合は、アプリでデジタルアイスが使われています。機能の中にネガスキャニングする時に3Dでホコリを検知して、ゴミをなきものとするアプリです。時代とともに精度があがり、デジ焼きですと、ゴミ焼きに悩まされることがなくなったようです。

一方アナログのプリントでは、フィルムの素材が帯電しやすく、非常に静電気を呼びやすいため、ゴミ焼きから逃れることができません。先ずは空気が乾燥するので加湿器で乾燥を押さえます。
次に静電防止用の手袋をはめて、コンプレッサーでゴミを飛ばします。35mmの場合はネガマスクにセットしプリスキャン後の最初の一コマ目で停止した所で、ミラートンネルを外しコンプレッサーのノズルで静電気に依って呼び集められた一コマ目を清掃します。
これが重要で、この作業を怠りますと長いフィルムのあちこちに静電気でゴミが散らばります。フィルムの後端は店の天井から吊るしたゴムヒモにフィルム専用クリップで中吊りにしております。
QSS23型には銀でできたブラシがセットされておりますが、眼に見えて効いている感じはいっさいありません。

何かのセレモニーかのように、この関連動作を繰り返します。以前は、木綿以外着ないで作業したりしていました。白衣を着て作業した時期もあります。フィルム現像機のケミカルリンスに帯電防止剤を混ぜてみた事がありましたが、効果は不明です。
普段から帯電した時に静電気除去器を持っていて金属に接触させると赤く光って放電させるものを365日使っております。何をやっても克服出来ないのが実情です。