35mmフィルムの後端にみる日本的フィルムのものづくりの特徴と比較

フィルム後端一つ見てもメイド・イン・ジャパンだなという緻密な感じです。

35mmでは、フィルム後端がこのような形状でスプールとセットで止めております。

Kodakは未だスプールにフィルムをテープで止めています。

こちらは遮光紙の先端を止める為のスプールです。中判フィルムのスプールはFUJIFILMの特許です。

今でもトライXが100フィート巻きフィルムを出しているようなので、デイロールに巻く場合は右側のKodakのようにテープを巻くとしっかり止まります。フィルム現像機ではどのようにカットしているかといいますと、リーダーという搬送板にフィルムを繋ぎフィルムが後端にさしかかりますとテンションが掛かり後端部分でギロチンカッターのような刃物でカットします。以前のQSF430L3では刃が上下の動作でしたが、QSF V30では下から上にカッターの刃が動きます。以前分解している時、下から刃が出てきたのには、驚かされました。

今日散歩の途中の方から、お店で声を掛けられました。今まで職場の近所で、フィルムを出していましたがこんな近くに、現像してくれるところがあるんだ！と驚かれました。+１増感をしたいという事でした。iso400をiso800で撮影したようです。QSFV50の遅延装置の増感と、温度を上げて行う増感の説明をさせて頂きました。