アナログプリントには、こんなレンズにもアナログパーツが仕込まれているんだ ぜ----!

遅々として、進まないレンズボードの穴開け作業。レンズアタッチメントを手にしてみて
こんなに大きくて、しかも削りだしで技術が詰まっているものとは知らず驚きです。

レンズのボードを読み込む フォトインタラプターがつき、見た目よりハイテクでした。
接触部分には、マグネットでピタリと収まるようになっております。
一九さんとは、設計思想が違っています。

レンズボードとレンズの蓋です。

レンズボードから外しました。


シャープ製のフォトインタラプターがセットされています。


レンズを受けるレンズアタッチメントです。無垢の削りだしで加工されていて形状も複雑です。

フォトインタラプターのパーツと基板です。

筋のような所にセンサーが埋め込まれております。


これから旋盤加工してくれそうな会社を探します。
さて、店のある小平市には、武蔵野美術大学があります。以前QSS19型を大学や専門学校など引受手を探し、
武蔵野美術大学にも断られました。


小平市には西から東に玉川上水が流れております。その北側の畔に朝鮮大学校があります。さらにその
北側に武蔵野美術大学があります。


在校生から聞いた話ですが、映像学科にはアナログ系の先生とデジタル系の担当の先生がいらして、
きっちり実習しているそうです。日芸とはその辺りが違い、私は何か好感が持てます。

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武蔵野美術大学中退で今でも、フィルムカメラで撮っている女性のフォトグラファーがおります。

その方は市橋 織江さんです。以下はプロフィールです。

<プロフィール>
いちはし おりえ/1978年7月7日生まれ。武蔵野美術大学中退。2年半のスタジオ勤務後、
カメラマンアシスタントを経て、2001年独立。KIRIN『一番絞り』、マクドナルド、UNIQLO等の広告、
解夏』などの映画ポスターの他、CM、CDジャケット、雑誌や書籍のカバーフォトなど、新進気鋭の
若手フォトグラファーとして幅広く活躍している。

ー市橋織江さん談ー

「こだわりというより、ただの面倒くさがりなのかも。本当はプロに頼んだほうがいいんだろうなって
思うんですけど、ここはこうして欲しいと口で伝えるより、自分でやったほうが早いのでつい…」
「でもそうやって自分で作業することで、一枚一枚の写真が出来上がっていく過程が体感としてあるのは、
写真を撮る上でも役立っていると思います。『シャッターを押したらそこで終わり』にしたくないし、
そういう気持ちになってしまったらおしまいかなと思っていて」


「これを読んでいる人もぜひ、撮ったらそれで終わりにしないで、人に見せるのでもいいし、自分で眺める
だけでもいい、何かに加工するのでもいい。どんな形でも、“撮った後の楽しみ方”を持って欲しいですね。
そこで初めて、本当の写真の面白さ、素晴らしさにハマれるはずです」
アナログ写真

富士フィルムの紹介サイトです。

http://www.fujifilm.co.jp/photomore/interview/ichihashi/index.html

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         銀塩写真を続ける為のー銀塩魂ー

以前、高西知泰さんの作品でも、市橋織江さんの作品でも共通しているのは、撮ったら終わりにしない
粘り強く自身のイメージを追求する姿勢が大切だと思います。

高西 知泰さんhas gone

撮ったあとの楽しみ方は、色々ある訳です。調色したり、紗やガーゼで加工したり、
カラーバランスを崩してみたり、171年の銀塩写真の歴史には様々なフォトグラファーが
アプローチしております。逆引き的な目線で見直しても面白いのではないでしょうか。
気に入ったものを、自身のBLOGなどで発表するのも楽しいです。

今回にの忘れまじ東北は、『忘れまじ東北・石巻』です。