ブローニーフィルムの作業前のこと。遮光紙をリユースする時の為の手順

ブローニーフィルムB&Wフィルムの自家処理をしている方は、独自に我流でやられていると思います。私もミララボを誰かに教わったというよりも、機械を購入した時にトレーニングという形で、実践しました。まずKodakFUJIFILMとでは、扱いやすさは、FUJIFILMに勝るものはありません。はさみやカッターを使わずとも、扱えてしかも、使われているテープが軟粘着で扱いが楽です、ActiveFilmでリユースするのにも強度・使っているテープの点でも良く出来ています。Kodakの遮光紙は、暗室でフィルムを止めているテープを剥がしただけで、破れてしまう事がよくあります。遮光紙は二層構造になっていますが、黒い部分がテープにくっいて破れます。私はActiveFilmでリユース目的で、暗視スコープでかくにんしながら慎重に剥がしますので再利用出来るように剥がせます。こつは、ゆっくり上にテープを剥がすイメージではなく、ゆっくりとテープを少しずつ横にずらすように剥がすようにすると、うまくゆくようです。
Kodakブローニーフィルムは撮影終了後フィルムについている紙テープ止めます。そのテープは、現像する前に切らなければなりません。手慣れたお客様は、先端部を2つに折りテープで止めますが、なれていない方は、遮光紙の先端を折らずにテープで巻きますと、紙テープを切る為の隙間がなくなります。

連続して現像する場合、暗室内でアクリルカッターの刃を写真のように加工して使っておりました。明室で作業する場合は眉やひげを切るハサミが重宝します。事前にハサミでカットしておいて、切った後に緩むと困りますので、輪ゴムを巻いておくのも良いでしょう。

うちでは、QSF-V30という現像機を使っていますが、5種類のフィルムが現像可能という事で型番にVという文字を使い5種類を表していると聞いた事があります。以前使用しておりました現像機も同様ですが、フィルムマガジンにフィルムのスタートマークをきっちりあわせて正しく装填した場合は、フィルムの均等位置に露光されておりますが、守られていない場合があります。フィルムの前後で言いますと、ブローニーフィルムの場合先端はフリーでテープで止まっている方は、後端です。未現像フィルムを処理する場合、マガジンに移し替えますが、その時にも、先端部をリーダー(搬送板)にテープでとめるようにします。巻き芯側が後端にくるように詰め替えています。この作業が後端にトラブルがある場合、救われます。
駒間がずれている場合もありますし、メーカーにより駒間の設定が広い場合があります。アサヒ645のように、Mamiya645と比較しても広いようです。
マガジン自体にもトラブルを抱えた物もありますので、手動で巻く場合は、均等にストロークをむらなく同じ力加減で巻くと各メーカーに共通して良いようです。