銀塩写真を続ける為の『銀塩魂』フィルム現像液編


銀塩写真の絆で、ActivefilmでISO1600を入れて撮影してみましたものは既にUPしました。

今回は、ISO800で撮影しました。順光・逆光・半逆光で意識的にレンズを変えてやってみま
した。



何としても、中判カメラの利用拡大と、高感度フィルムの利用により新たな楽しさを共有し
たいと思っております。


今回も645に35mmのISO800を入れて撮っています。ネガのイメージとしましては、35m
m×45mmのイメージで、フィルムマガジンの回転方向に依りますが、縦横が、フレームと
逆になる場合がたたあると思います。



例えば、6×7カメラで35mmフィルムで撮りますと以下のイメージに撮れます。




遮光紙とスプールは丁寧に扱いますと、再利用可能です。写真店や、ラボで捨てているもの
の再利用ができないかなと、考えています。リサイクルはエネルギーを使います。リユース
は、利用者の知恵です。


富士フィルムの遮光紙は特許製品で、遮光紙と紙のように思われていますが、投票用紙と同
じ材質の所謂、合成紙で選挙のポスターに多く使われている素材の物です。


私は制作過程の失敗もさらけ出しています。それは、成功への階段の1段に過ぎません。
スプールに必要以上フィルムを巻いてしまいますと、被ります。

ですから、120・220の定型になっています。短い分はOKです。以前にはスタジオ用として
、6枚撮りというブローニーフィルムが販売されていました。


36exのフィルムで1/2の75cm巻いて撮ろうとか、任意の枚数で、楽しめます。限界を超え
なければ良い訳で、巻く時も圧力被りにならないよう丁寧にしかも適切に扱えばよいのです。


だからこの方法は、良くないと、一刀両断するのは、理路整然としているように見えるかも
しれませんが、『木を見て森を見ず』に近い話しで、173年続いている写真の歴史の重さを
感じていない側の論理です。

日本カメラのWebサイトのバナーに J-カメラという中古カメラの業界のサイトがあります.
中古の中判カメラがピンキリですが、お手頃の物が沢山あります。


この方式activefilmを入れて、活用出来ます。フィルムの面白さが更に拡大します。
広角も、望遠もシフトレンズも、接写も、カメラによっては、アオリも可能です。

トイカメラは、訳しますとおもちゃのカメラです。


写真はフランスで173年前に産声を上げその9年後に、日本に伝わっています。そして現在
の高度な技術があります。いわずもがな、現在のデジカメは、世界に日本製(?)デジカメ
が席巻しています。

Kodakがブローニーを作って112年が経ちます。この領域にやり残した感があるように思っ
ていました。

デジカメの写りとアナログは似て非なる物です。


諸々の、疑問点や、フレームの問題解決策は、順次専用サイトでお知らせします。



それでは、月とヒヨドリです。近くに柿の木があり、沢山鳥たちが啄んでいます。


逆光のイチョウです。



順光で35mmを使ってみました。


逆光で45mmで撮影しました。高感度フィルムのある角度で時としてパーフォレ
ーション辺りにたまに被りが出る事があります。
湿度とフィルムのカーリングやセットした状況によります。




210mmでイチョウの木の幹の表情を撮ってみました。



 





           ー銀塩写真を続ける為のー銀塩魂ー

この前々回で印画紙の薬液の調整方法で、ネガの現像液でも同様の方法で、解決可能と思う
のですが、QSF430L3やQSF V-50と比較しても現在のQSF V-30はタンクが小さいので、特に
実験は、やっておりませんでした。


生き残りの為には、それぞれの個別の問題点があると思います。ですから,フィルム現像液
のお悩みをかかえておられる方もあるかと思います。


そこで、印画紙の次に同様のフィルム現像液につて、方法を検証します。


印画紙同様にフィルム現像補充液のA・B・C液の最後に入れる薬液が混ざりますと,その時
点から理屈では液が劣化の方に進行してゆきます。


QSF-V30で5Lの補充液が、7〜10日で使いきって,コンストが安定している状態を,ずっ
と維持出来ています。


そうすると、作業する側としては、廃液容器が小さく、日常的には直ぐにアラームが鳴り,
補充、廃液等の色々な作業が,煩雑におとずれます。現像は、4種類の薬液の補充・廃液
処理がありいつも大忙しです。



そうするとネガ現像・ペーパープロセッサーと両方ですから、液を間違えないように注意
しなければなりません。


実際はネガ現像液でもペーパープロセッサー同様の方法で良いのです。


うちではネガの現像液は5Lなので、せいぜい1/2にして、薬品はA B で作っておいて、直
前に適量1/2の C液をミックスして新しいものを使うという方法で実験してみました。

繰り返しになりますが、最初はコンストで確認して頂きくれぐれも自己責任でお願い致し
ます。



            今回のー『忘れまじ東北・宮古市』ー

被災しました東北の海岸部を広範に見て気がつくのは,古い神社の場所は,先人達の知恵
で神社の本殿辺り,までは、津波はきていないのではないかという印象です。

このように、参道までは、波がきても、本殿は,救われているのではないでしょうか?
如何に、後世の人に震災の記録と記憶を伝承する事が大切になります。