レンズデータが製造メーカーなのにデータがない?

固定焦点のNortsu製レンズが、米国から届きました。



図のようにパーツリストでは、レンズの種類があります。希望のサイズを、こちらのリストに従いアレンジします。
しかし、固有のレンズにはレンズボードに1〜7のコードノッチでどのようなレンズか分かるようになっております。

機械がそれを読み取って動作します。

60本分はあるそうですが、それ以外は、メーカーにデータが残っていないというのです。


製造年代で、ミノルタのレンズだったり、ほとんどこちらのレンズは、Nikon製です。

これは、レンズ周辺の情報なので、ノーリツ鋼機そのものの製造責任だと思うのです。

メーカーなのですから、パーツの情報くらい保存しておいて下さい。とお願いするしかありません。

以前の機械QSS19型では手書きで62本のみでしたから、残念です。

3本の4mmのネジで止めておりますが、19型は3本中の2本しか止まりません。そうすると

レンズの光軸が2.5mm程ずれます。

一般的に光軸のずれは、一九さんの時に、メーカー技術者に調整してもらった事があるのですが、

時間がかかったのですが、完全には、全ての印画紙の中心を求める事は、出来ませんでした。


今度の機械は、まともにやると、結果は、前回同様なのですが、裏技を使いますと、操作卓のみで

調整が出来ます。



一般的にはフォーカス調整には、解像度テストのネガを使います。今回は、石巻のネガでテストしました。

前回のA3サイズの小半切が焼けるレンズです。3段階のの倍率で作りました。レンズのポテンシャルが

ありますが、倍率を上げると残念な事にフレームに、衝突します。

数mmでこのようにぼけます。

倍率とピントも重要なんですが、それぞれのレンズのカラーバランスも調整して数値を入れてゆきます。

完成までは、あと一歩レンズは開放で焦点を結び、絞りを若干絞って完成です。
このバリフォーカルレンズは60mmまで伸びるのですが、残念です。
メーカー出荷時は、大きめになるように、セットしてありました。ズームが100mmで
このレンズで、115〜120mm位まで使えるようです。このレンズがいいのは、周辺までピントが
いいようです。ルーペで見ますと周辺まで粒子が出ています。

元々はパノラマカメラで撮影したネガです。ですからこの画面でもトリミングされています。