防塵硝子を切る道具って?特殊なガラス切りとは

QSS23型の防塵硝子と以前の機械一九さんことQSS19型では大きさが違います。
今は、硝子の透明度とか、写り込みを減らした日本電気硝子製の物とか、硝子の進化が
凄い事になっているようです。

ネガに光線が到達するまでできるだけ光源からの光を邪魔されたくない訳ですから
透明度も良い方が言い訳です。

硬質硝子にもランクがあり、90%以上の透明度があるようです。

ミラートンネルとかありますので、透明度が限りなく減らせればこの上ない事です。
しかし、困った事に極端に薄い硝子は、通常のガラス切りでは、上手く切れません。


東京の特殊硝子の販売会社ですと、どのような物で切るかは企業秘密ですからお教え出来ません。
などと断られたりします。


また、それらの極薄の硝子は、驚く程、高額ですしガラス切りも高くなります。


色々探した挙げ句、行き着いたのは関西の専門メーカーの物です。


そのメーカーは東京の販売店も紹介してくれるのですが、一本だけを購入するだけなのに大層に?
という感じが否めません。



画像の上側にありますのが、量販店で売られている2mm〜8mmがカット出来るホームセンター
で売られている三共製のオイルを入れたりするタイプです。


このオイルも写真のネガをプリントする為には、曲者でオイルをまた洗い流さなければならず
除外します。カットしてみますが、傷はつくようですが切れる程ではありません。


画像の下の関西の専門メーカーの物にしました。それが2本のうちの一本です。

カット後プライヤーの先端にガムテープで切った所を折ってみましたが、細長い所では上手くいかず
細長いラジオペンチで、再チャレンジした所なんとか、カット出来ました。





何度か、縦横トライして本番でやってみましたが、事前に線を入れてなぞるようにカットしました。



カット後切断面に多少のささくれた所は、ダイヤモンド入りのヤスリで、カット面にヤスリを当てます。
本来であれば、特許製品の見えない硝子を、使うのがこの主旨に合っているのですが、



よくよく聞きますと、A4判0,7mmでも一般の硝子価格と比較しますと桁が変わります。

また別の機会にチャレンジしてみます。


J-Waveの番組で、震災後の東北の漁業問題を聞いた。政策大学院大学教授の小松正之さんの話によると
漁獲高が年々減り、漁業の後継者も育っていない。税金から、補助金を受け実効性が伴わず漁獲高に反映しない。
漁協は累積赤字ばかりが増えている。

私が東北を回り震災各地でも、高齢で、操業せずに、津波で漁船を失い、補助金のみ受け取るという話は各地で聞きました。

日本の農業と、漁業の置かれている状況が似ています。

第一次産業の後継者の問題は、日本全体で、失業問題と関係団体のイノベーションという視点でやりたい人に
スキルを、育成し、産業育成しなければ、手をこまねいたまま、税金丈が、だだ漏れになったまま成果が
上がらないない事を意味します。

あえて言わせてもらいますと、世間は、個人が税金から援助を受けている事には非常に敏感でTVにでて記者
会見をやっておりますが、この諸々の業界団体や圧力団体が持ってゆく補助金という税金の流れには、余りに
鈍感であり、放って置くと大変な事になると思う 成果の上がらないものは、外部から監視・監査して、
成果のあがるコンプライアンスを作らないと、自然が相手なので、早く手を打たないと、取り戻す為の時間
も無駄にしてしまう。


今回の『忘れまじ東北』は『忘れまじ八戸』です。そんな諸々の意味を含めご覧ください。
写真としてパノンのF7のトリミングなので、ディストーションが面面中央に出ております。悪しからず