フィルム現像機のハンガーを分解しちゃいました。

前回のフィルム現像機の流れの話が反響がありましたので、フィルムの現像機とデジタルプリンタープロセッサー
の事について、少しお話します。

フィルム現像機は、迅速タイプ仕様と、標準タイプがあるように、メーカーのWebサイトを見ますと

ペーパープロセッサーも標準タイプのみと、迅速タイプの2タイプ用意してあったりで、構造が若干
違いますから、機械が売れなくなっているという話を聞きますので、メーカーも多品種になるとしんどいでしょう。


最近のモデルをWebサイトで確認しますと、2大メーカーの一つ富士フィルムのペーパープロセッサー
迅速タイプばかりで、それに対し、ノーリツ綱機はOEMのメーカーと言う事からなのか
標準タイプと迅速タイプの2機種を用意しています。


時代の変わり目で、スピーディを求めるあまり、水洗(ケミカルリンス)で洗浄するという方法
をとらないメーカーが主流になりつつあるという事です。
最新型のデジタル機の傾向だと言う事です。


よく純正仕上げに金科玉条の如くそこのところの処理を丁寧に水洗いしてくれている純正仕上げプリント
(イメージですが?)を電話で問い合わせをしてこられる方がいらっしゃいますが、そこは迅速ですので、
お間違えのないようにしてほしいものです。

日本の2大メーカーの新型フィルム現像機は、135フィルムやAPSどまりで、120(2B)が処理出来る新製品は
今や、製造をしておりません。

という事は、今後120(ブローニー)フィルムの撤退が、予定に入っているのであれば、私共のような銀塩好き 
にとりまして、大問題です。反対の声を大にしたいです。


ブローニーフィルムは120年の歴史があり、表現力もあり、このフィルムサイズは優れています。
もう一度、ブローニーフィルムカメラをもっている人は、今一度フィルムをいれて撮ってほしいと思います。
願わくは、本物銀塩写真プリントで依頼して頂きたいです。



さて、QSF V-30フィルム現像機を分解をして1年半が経過し、歯車のピッチがずれていないかのチェック
やら何やらで、結局、ラック全部分解してしまいました。

以前の現像機は、チェーン駆動でしたが、QSF-V-30はギア駆動なのでピッチがずれた場合
リーダー(フィルムをつけて送る為の搬送板)の中央の歯車の穴を広げるワルサをするかどうか?
知りませんが、気になってしまいました。


不思議なもので少しずつピッチが微妙にずれておりました。それが確認出来ただけでも
良かったかな?


前回銀塩写真の絆の大判と針穴写真機の講師をつとめて頂いておりました山川映さんが先月急逝されました。
講師を務めて頂きました時の在りし日の山川映さんの写真をUPします。



小平写真連盟の銀塩写真の現像プリントの暗室技術指導をされていました。


写真に対し真摯で、前向きで情熱的で熱心に指導をされました。


ご冥福をお祈り致します




今回の『忘れまじ東北』は昨年の8月15日の宮古市田老の様子です。
ライトアップ日本の花火大会の花火師たちのセッティングの様子です。

日本一の堤防といわれた堤防の上にセットされた鮭のモニュメント


更に南下し、山田町の山田病院から撮影したライトアップ日本の花火大会です。
津波で残った建物のシルエットが見えます。

東日本一帯の花火大会ライトアップ日本
の記録映画のサイトです。です。以下のWebサイトで確認が出来ます。

http://lightupnippon.jp/