35mmネガマスク機器一髪?

銀塩写真にとって35mmフィルムのネガマスクは、一番重要な訳です。そのネガマスクに使われているネガの駒送りローラーが在庫がなくなりました。改めて、なくなっては困るので、最低ロットを追加発注してもらったならば、おいくらでしょう?
と言う回答が、N&Fからきました。

このパーツです。

当方の主張は、劣化する素材なので、消耗品ではないのか?と言う主張です。かたや、メーカーは、部品扱いですとうい立場です。


答えは、追加発注の場合。最低ロット3個で、203,400円也。と言う回答です。たかがローラーされどローラーです。もう一度考えさせて下さい。と言う事で電話をきりました。


更に調べますと、中国では、もっと安く売られているので、注文する事はありません。と回答させて頂きました。


中国のインターネットサイトでは、US$76.95 76円換算で1個1,440円になります。この他、送料他諸々かかります。
時間もかかりますので、在庫をかき集めて修理する事にしました。システムのバージョンが、D012という番号です。壊れてしまっているものと、古いバージョンをかき集め、バラバラにして、1個を完成させる事にしました。

古いバージョンの基板を取り外しました。


こちらの大きい左側の基板にシステムと通信を記憶させているようです。


印刷された7Cは一九さん用で、7Dが二三用のようです。


ICチップの番号が、19型用のものです。日立のマークもありません。


ここがよくエラーを出してしまう画面検出の光源です。35mmの2mmのネガの隙間を検出します。全て、この辺りのパーツの在庫は、ありません。

5ヶ月で3個トラブルを起こしました。サポートセンターに、類例の確認をしましたが、ないという事です。

ネガマスクの基準値が204で、そのゲイン185がキーワードで、この数値で復旧しなければ、ネガのスリットの検出不能に陥るという見解です。
DXコードのGT800というフィルムが装填されたKODAKの使い捨てカメラは、駒送りの精度が悪く、駒間が繋がったり、0,5mmくらいだったりです。安いだけで良くないカメラです。以前デジカメに使い捨てカメラのアセテートレンズを外し富士とコダックの比較をしましたが、お勧めはやはり元祖、富士になりました。)

これで、明日から銀塩写真が焼けそうです。長野から送って頂きました19型のネガマスクも、このように役立たせて頂いております。銀塩写真のショップが、また一店銀塩写真から撤退したという事実が残ります。色々お世話になりました本当にありがとうございました。