続APSネガマスクの修理とレンズについて

オムロン製のパーツにも不具合がありパーツを取り寄せ交換しました。

このレンズは特殊なワレットという名前で証明写真を１度に２枚４枚とプリント出来ます。しかもネガ上では３５mmで大きめに撮影出来ますから倍率でみてもネガは美しくプリント出来ます。

２　４　２　のレンズででそれぞれ倍率が違います。

中央のレンズはズームレンズでNikon製です山洋のステッピングモーターでコントロールされています。固定焦点はすべてNikon製です。固定焦点レンズの主なレンズは、バリフォーカルレンズで、ズームレンズのような構造で一定の範囲で焦点を結ぶ変倍型のレンズです。例えば、キャビネ版から八つ切り位の範囲で、変倍出来ます。

１９さん以降ブローニーフィルムもズームレンズになりましたので固定焦点レンズで焼ける最後のマシンです。
逆にいいますと、これだけ多くのレンズもズームレンズ１本で肩代わりができる。とも言えますが、固定焦点レンズの切れ味が好きなお客さんにはたまらないようです。

以前写真店で働いた経験のあるお客さんは親子２代で来てくれております。

１本のブローニーフィルムに時間の経過が写し込まれ、トプコンホースマンの
バックを２B用にして２日がかりでフィルム１本を撮影したと言っていました。

これってスローホビースローライフっていういい感じですよね。

数年前から、ファストフードに対して、スローフードが流行りました。
今後はスローホビーというのもいいのではないでしょうか！

『スローホビーには固定焦点レンズがよく似合う』　と思います。