銀塩写真の良さを問いかける写真展、三題話しの様ですが、

1つ目は
フィルムをリスペクトする立場として、フィルム 銀塩写真の全国検索の様な事が出来ないものか、WEBサイトのプログラマーに聞いた事がありますが、先ずマーケットってどれほどあるんですか?、どれほど役にたつんですか?優先順位で言うと下位でしよう、営業の方を先ず何とかしましょう!という事になり現在に至っております。写真店のデータベースを手に入れ、エクセルデータをプリントしましたが、1店1店、現像機械の確認をして了解して賛同してもらわなければならず、たち切れ状態です。良い方法は、賛同して連絡をもらい、始める方が、早い。これが結論です。
その2
何とも人のなせる技というか、業というのか、反ECOと言いますか?エゴというべきなのか?写真業界が厳しいのであれば、協同、協力して、一定の近距離であればネガ現像液の維持管理が難しい局面なのであれば、地域でネガ現像機を集約して協同利用する仕組みを作れば良いのにと考えます。が、すぐ近所の系列ラボや個人ラボは、時系列的に相当後からすぐ近所に出店した割には、2店ともこの時とばかり、フィルムをスキャニングして手間がかかるデジタルプリンターからするとデジタルデータの数倍時間がかかる銀写真を今でも10円台にわざわざ価格を下げて販売しています。デジタルプリントの方は標準的価格です。
その3
少し自虐的に言うとまさかという様な事が97年までつづいていたんです。作業上廃出される写真の薬液には銀が混じっているので、それを取り出し再利用しているとお金を払っているのだから、そのように思っておりましたが、銀が混入していないものは海洋投棄されていた可能性があるのです。廃液回収業社の手に渡ってしまってからはどうなっているかは詳細は不明ですが、付き合いのある廃液回収業社に聞いたときはうちは海には投棄していません。と言っていました。現在は法律でマニフェストとして処理しています。印刷業界、病院も以前はX線(レントゲン)で大量の廃液を出しておりました。個人の写真の趣味人の廃液が少し心配です。

銀塩写真の化学的偶然がいつも不思議だなーと思って作業しております。乳剤と写真薬品の出会いは100の現像機があれば、微妙に違うと言われています。その事を知っている以上コンスト無しには考えられない訳です。銀塩写真の面白さはあまり言われてませんが、B&Wとネガカラーでしか印画紙で写真の醍醐味を感じることができないのは全くもって残念です。
世間では、五七五写真とかいっているけれどもリスフィルムを作って銀塩写真でも不可能ではないけれども、ほとんどの場合デジタルの銀写真です。
ポジフィルムはスキャナーでしかプリントが不能でデジタル銀写真にしか一般的方法としてはできません。
乳剤と薬品の出会いを感じて下さい。
ゼラチンシルバーセッション08展で銀塩写真の事を考えて下さい。
ゼラチンシルバーセッション08展 Save The Film(東京)
 開催中〜10月16日(木)
 アクシスギャラリー 東京都港区六本木5-17-1
 お問い合わせ:tel.03-5575-8655