ブローニーフィルムのプリントの事、あれここれ

35mmフィルムというフォーマットに対してブローニーと言われる中判フィルムは、どんどん増えてゆくともいえます。パノンのワイドラックスやFUJIFILMのTX-1にしましても、35mmフィルムの長辺をあっさり越えています。そのような場合、ブローニーネガマスクでこつこつ作るしかありません。

35mmネガをトリミングをしようとする場合もやはりこれらのネガマスクを使う事になります。という事は、DXデータを使えませんので、ネガフィルム固有のアルゴリズムをたよりにテストプリントしてからの手焼きのの流れになります。技術的な違いがあります。焼増し一枚と言っても、一枚を焼く為に、何枚もテストして、一枚を完成品に仕上げます。

理解に苦しむと思うのですが、99チャンネルがあり、DXコードで管理出来ないという事は、モニターは、DXコードに色調を合わせているため、DXコードを使わないブローニーフィルムを入れますと、ほとんどあてにならないという事になります。ですからモニターの色と実焼き(実際のプリント)の色が変わるという事です。モニターでこの色に出たら実焼きで、このように化けた。という事で、この色では?というように色の探り合いを毎回する事でもあります。色だけではなく濃度の事も関係してゆきますが、基本は色を探しその次の段階で濃度を私は決めています。ですから納得出来るプリントには時間がかかるということになります。

実際は更にそのベースになる99のチャンネルづくりという難しさがあります。

例えば、ハッセッルブラッドの6×6が一般的ですが、645や 16sという4×4のフォーマットもあるのです。そこを救って銀塩写真でプリントをしたいとなりますと、99しかチャンネルがありませんので、最低でも手札の2BLサイズや2B2Lのキャビネと言うチャンネルをどれかを消去して一から作らなければなりません。ネガマスクを作ると同時にチャンネルの作らなければなりません

ベースにあるのは、ブローニーの中でも近いサイズである6×4.5から4×4のサイズを作り出します。

新規のチャンネルは、ネガの面積が変わりますと、一からやらなければなりません。また銀塩写真B&Wもと言う事になりますと、4チャンネルを確保します。

がらりと話題は変わり、写真は焼増しプリントが出来る訳でその昔のB&Wのスタジオ写真は右隅の所にスタジオ名をエンボス(刻印)していました。


スクラップブッキングが少しはやり、その余波で、ハガキサイズのプリントをして、写真の隅に花の刻印・♡マークというのは如何でしょう。

ホチキスのように使います。

100均には15種類程売られています。5種類全てを押してみました。