今年も、宜しくお願いします。フィルム徒花の花便り

あけましておめでとうございます。 年末年始に関係なく、機械の保守点検にきています。

例年に比べて今年の当地では、薬液が凍る事もなく、助かっております。
ネガの現像機の温度が16.9度、プリンタープロセッサーが18.5度で凍らずに済んでおりま


ヒーターをタイマーで定時に予熱しますと、それは無意味な余熱だったりしますと、薬液
が老化しやすくなったりします。


機械と対話して、負担のかからない方法でやるのがいいと思います。年末にもある業者さ
んからリース流れで、QSS23型が在りますが、いかがでしょうか?という問い合わせがあ
りました。


35mmがメインで、こちらが欲しているパーツを持っていない様です。以前N&F のサポー
トでも、20世紀当時レンズを沢山揃えて持っているところは非常に少なかったといわれ
ました。


レンズ自体価格が高いという事もあるでしょうが、ブローニーのレンズや,パーツの絶対
数が少なくこちらで手に入れた先も中国だったり,アメリカだったり考えたら,銀塩写真
を続けるというのは,相当グローバルになったという事でもあります。


今ある2台のQSS23型も元はブライダル関係の機械です。Lサイズばかり数をこなしている
DPEの機械ではないのでこちらの方が機械の傷み少ない様です。


扱いが丁寧で、一人の専門の技術者が使った物なので、安心して使えます。機械には,必
ずカウンターがついていて処理枚数や機械の年式が分かるようになっていて、元の持ち主
の情報は,メーカーが把握しております。


さて、昨年は諸々の,裏技の方法を書いてきましたが、ネガ現像液とプリンタープロセッ
サーの薬液を確認しながら、中立的判断が必要で、判断の元になるのが、フィルムとネガ
のコンストです。



黒ベースのものは、分かりやすくする為に,敢えてコンストネガをプリントしてみました
。下の方が印画紙のコンストです。機能と説明があります。







人間とは,厄介なもので、感性で感じるものだったり記憶はいつも『無い物ねだりをする
』私は天の邪鬼なのか?新しい東京駅の見学を今は,一部制限しいているけれども、改修
後の東京駅の興味はさほど湧かない。生まれて記憶にずっとあるのは改修前の東京駅なの
だ。 



長い間、戦争で改修前の姿だった訳です、人は忘れやすい生き者だから、東京空襲で,ア
メリカ軍に民間人が残虐な方法で,大量殺戮された事も、東南アジアで,日本軍がしてき
た事も忘れないようにしたい。と思っています。


フィルムがもしもなくなったら?銀塩写真がなくなった瞬間から、粒子のある写真に人は
ないものねだりをすると思うのです。しかもデジタルのようなデータ加工のないネガの銀
塩写真にです。 記憶のないものねだり をです




こじつけではなく、デジタルを意識して,敢えてネガ臭さがプンプンした銀塩写真が Activ
eFilmです。

ActiveFilmのプリントを見た人に言われるのは、柔らかく,ぬくもりを感じる、記憶や印象
色そのものと言われます。 6×7で撮りますとこのようになります。




20年来のお客様の5カ国語を操るG様です。全てフィルムで撮影しています。




ActiveFimは、特許申請中の中判フィルムのイノベーションで任意のフィルムだったり35mmフィルムを装填したりすることができます。以下の銀塩写真は中判フィルムに35mmフィルムを入れ6×4.5の中判カメラで撮影してみました。アナログフィルムくささがストレートに出た撮影が可能です。また、流行のエコロジーの言葉で言うと アップサイクル という一歩先をゆくリユース+商品化のカテゴリーにはいります。
中判フィルムの遮光紙は、丁寧に扱いますと、合成紙という高密度の化学製品で使い回しが可能です。販売されていないフィルムとか,ポジフィルムとか、B&W,高感度フィルムをセットすることができます。今回は6×4.5を使いましたが、発想を変えますと,6×6、6×7、6×8、6×9、6×12の中判カメラで使用しますと横長のデジタルTVのような画角で思いもよらない構図でも楽しめます。専門サイトも立ち上げましたので、順次アクティブフィルムの情報をUPしてゆきますので,ご覧下さい。こちらのフィルムに興味のある方はご自身でトライしてみて下さい。

http://www.active-film.com/






今年もよろしくお願い致します。