一九さんから兄さんへ

小平市は他の市とは違い、中央公民館2階に市民の利用可能な暗室があります。他の市では、まだやっていれば、調布市に同様の物があります。調布と言えば、思い出されるのが、水木しげるさんです。が、フジカラーの作業拠点があります。うちから依頼をする場合は、調布のフジカラーの現場です。
その暗室を利用して、大人達が金曜日に集まり、時にエアコンが効かなく、上半身裸で暗室作業をしていると聞いた事があります。
銀塩写真の絆にも参加してくださっている方の指導で、第1回モノクローム写真展を開催する事になりました。
詳細は、はがきをご覧ください。只残念なのは、案内はがきが、インクジェットだったので、少し濡れて、画像が白くなってしまいました。




一九さん(QSS1912型)を、写真・美術関係の大学・専門学校・予定を含め博物館など10カ所に寄贈の申し出をしましたが、残念ながら、引き取り手も無く、2台分のパーツとともに、断腸の思いで処分致しました。浅見運輸倉庫さんには、大変お世話になりました。19さんには13年間お世話になりました。振り返りますとQSS15型、QSS19型、今回3台目のQSS23型になりました。
ノーリツ鋼機が銀塩写真ミニラボ機として、本格的な物で最大A3まで出来るプロセッサーです。当時、ノーリツ鋼機の設計チームが二つあり、19型が先発で、その後23型を発売しました。19さんの兄(23)さん格の現像機です。共通部品が極端に少なく、2チームがそれぞれ競っていたのか、オペレーターのシステムが似てますが、印画紙の搬送方法や、乾燥搬出がちがっております。
19型の基板は熱に弱い(基板の冷却のシステム)のですが、23型では、強制的に24時間、山洋のファンが回っております。風きり音が相当煩いです。速攻で、対策を取りました。後々公開します。
今回いろいろな方々のご助力で、入れ替え作業が完了しました。本当に感謝です。
銀塩写真を続けられます。この秋予想される輪番停電が実施されますと、一九さんの時のように、重大なダメージを負う事になりかねません。それを回避し、銀塩写真を存続するために、二三型に入れ替えを決断しました。