輪番停電で一九さんに起こった事

3.11の東北・関東大震災で、電力が不足し、計画停電と言う名の輪番が来ます。 突然の事で、慣れないせいか、撮影予約に輪番停電が重なり、袴を着たまま親御さんと近くのカフェで待って頂いたり。想像もしなかった日常になりました。

一九さんのかってなかった危機が、先日ありました。 通常のトラブルと考えて、対処療法で、ランプハウス周辺の不良と判断し、中継基板の清掃、ケーブル交換etcを貫徹で修理してみても何故か、直らないのです。エラー表示も、5種類出っぱなしです。


翌日、サービスマンを呼びました。
メーカーのサポセンでは、コントロール基板、36V電源基板が、エラーメッセージでは、疑わしいと言う事でした。

仕事が速いサービスマンで、2度程、修理してもらった事のあるスキルのある人が来てくれました。
修理中も、原因が特定が出来ません。そこで、要求されたパーツはスキャナー2個、5Vのコントロール基板(扉右)、左下IO基板、搬送3センサー、3番搬送ユニット36V電源基板、etcです。

次々と部品交換しても、エラーメッセージが消えないのです。最後に、スキャナーの接続コネクターがクサイとなり、抜き差しで
ようやくメッセーが消え改善しました。その時、サービスマンがヤッターと叫び声をあげました。これで帰れるー!
原因は、災害の輪番停電です。最終的に交換したパーツは36V電源基板、IO基板?です。



一九さんは、電力に200V三相三線を使っております。 輪番停電が終了し、復帰する時、過電流が流れます。100Vであれば、
過電流継電器とかで、ある程度対応が可能です。200V三相三線では、コンセントもありませんので、保護する方法は、事前に輪番停電が終了し、電力が入る時に、ブレーカーを切っておき電力が安定している時に、スイッチを入れる事ぐらいです。

対応策は、今後は事前に本体ブレーカーを含め、停電前に落とす事ぐらいです。

これも震災?ですか 人件費のみ69300円請求されました。

パーツはすべて、サービスマンに要求された5種類の基板etcが対応出来、復旧出来ました。何度となく基板を探したりしている最中もこれで銀塩は終わりか!と頭を過りました。

何とか、その後期限ギリギリでプリント作業が終わり、納品出来ました。この2日は寝ていないだけではなく疲れました。



ーネガ現像機のQSFシリーズネガ現像機のサービス提供期限が2011年3月まで?ー

QSF-T15Lが現行では最新型のフィルム現像機です。受注生産でしかも、対応フィルムがブローニーが処理出来ません。
今後のブローニーフィルムの命運は如何に?

状況だけ分析すると、悲観的な感じですが、今きっちりやっているラボをそれぞれ支持してもらえば、最低限の維持が出来ると思います。
ネガ現像機は、機能がプリンターに比べて比較的シンプルなので、長寿命な機械です。ご安心を。

もっとフィルムに注目を!

http://fujifilm.jp/support/filmandcamera/download/datasheet.html